最近M1チップ搭載のMacbook Airを購入しました。
私はオーディオインターフェースを使うことがありまして、Steinberg社のUR22mkⅡを所持しているのですが、実際Macbook Airに接続して使用してみると酷いノイズと音の途切れが発生して使い物にならなかったんですね。
これはおかしいぞと思いまして色々調べたところ無事解決することができたのでそのログを残しておきたいと思います。
接続時の状況
まず、接続時の状況はこちらになります。
Macbook Air === USBハブ === オーディオインターフェース===(その他)
使っているUSBハブはSatechi社の「TYPE-C MULTI-PORT ADAPTER 4K WITH ETHERNET V2」。
オーディオインターフェースは先述の通りSteinberg社の「UR22mkII」です。
結論
この情報が欲しい方は急いでいる方も多いと思うので、結論と解決方法から記述します。
結論として、オーディオインターフェースのドライバーが原因でした。
解決方法
まずドライバーをインストールしている方はアップデート、していない方は新しくダウンロードします。新しく購入する方も多いと思いますのでしていない方が多いと思います。
ですがその前にしておくことがあります。まずは公式ページに飛んで、ドライバーのダウンロード画面に行きます。
https://japan.steinberg.net/jp/support/downloads/ur22mkii.html
ここで、重要なのが従来のマシンなら普通にドライバをインストールするだけで正常にオーディオインターフェースが動作することが多いと思うのですが、やはりApple社の製品はセキュリティが高いですね。「インストール時のセキュリティ設定について - Apple シリコン」というところを開いてください。
https://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/11387
このページに飛びます。
後はこの通りに進めてほしいのですが、
1-1. 一旦Macのシステムを終了します。
1-2. macOSをリカバリモードとして起動するため、「起動オプションを読み込み中 …」と表示されるまで電源ボタンを押したままにします。
(下に続く)
という記述があり、私はリカバリモードの起動に詰まってしまったんですね。
まず、「一旦Macのシステムを終了します。」という記述がわかりませんでした。これはつまりwindowsでいうシャットダウンしてくださいということです。左上のAppleマークから「システム終了...」を選択してシャットダウンをしてください。
次に、システムを終了した後当然画面が黒い状態になりますよね?そうしたらその状態でキーボード右上の端にあるTOUCH ID搭載の四角形のボタン、これが電源ボタンです。これを一度だけ触ったまま長押しして「起動オプションを読み込み中 …」と表示されるまで電源ボタンを押したままにするのがリカバリモードを起動する方法でした。それでリカバリモードで起動した後、上に張り付けた公式ページの通りに進んでみてください。
どうやらAppleシリコンが搭載されたMacでは、「リカバリモード」のほかに「フォールバック・リカバリ・OS(Fallback Recovery OS)」の機能があるようでして、「フォールバック・リカバリ・OS(Fallback Recovery OS)」の方で起動してしまうとセキュリティ設定が変更できないんです。私はこの「フォールバック・リカバリ・OS(Fallback Recovery OS)」の起動を電源ボタンを2度押したまま長押ししたせいで行ってしまったようで上に張り付けた公式ページの途中でセキュリティ設定が変更できなくて焦りました。
「リカバリモード」ならセキュリティ設定が変更できると思いますので、上に張り付けた公式ページの記述を完了できると思います。完了した後ドライバーもインストールできていると思いますので、Macbookとオーディオインターフェースを接続してみてください。私の環境ではこれで解決しました。
最初にしたこと
異なる環境で問題を抱えている方向けのヒントになる可能性があるので解決に至ったまでの手順も記載しておきます。
最初にいままでしていた通り新しいバージョンのドライバーをインストールした後、USB Type-BのポートがあるUR22mkⅡからUR22mkⅡを購入していた時に付属していたケーブルを使用しUSB Type-Aで接続を試してみました。
オーディオインターフェースUSBハブへ接続してUSBハブからMacbook AirにUSB Type-Cで接続をし、USBハブには給電を行っていました。
そしてノイズの発生を確認したのですがこの時点では原因が不明でこの時点ではUSBハブを疑い、やはりセルフパワーではないハブは良くないのでは?と考え、USB Type-BからUSB Type-Cでつなげることのできる変換ケーブルを購入し直接オーディオインターフェースからMacbook Airに繋いでみたのですが結果は変わりませんでした。
こうなってくると原因がオーディオインターフェースとmacOS 11 (Big Sur)やM1チップでの相性だったりするのかな?と考えたのですがそうだったらどうしようもないためもう一度ドライバーのダウンロードページを熟読。
そうした結果注意事項を見落としていたことに気づき、もしやと思いドライバーの設定をしっかりと行った結果正常な利用ができたといった感じです。
まとめ
慣れないMacOSかつAppleシリコンが搭載されたMacであり最初はかなり焦ったのですがドライバーが原因だったとは正直驚きました。
当たり前といえば当たり前ですがドライバーがインストールされている状態でもされていない状態でもMacbook Airはオーディオインターフェース自体は認識してくれていたので一つ一つの細かい設定やインストール状況が精密機器にはやはり大事なのだなと実感させられました。
環境は各々異なると思いますのですべての方が同じようにうまくいくとは限りませんが購入を検討している方から実際問題解決を望む方までこの記事が役に立てば本望です。