現在M1チップ搭載のMacbook Airを使用しているのですが、購入する以前からVirtualBoxをはじめとする開発に必要になってくるソフトウェアが動かないという情報を色々ときいて購入に慎重になっていました。
今回はVirtualBoxに関して使用してみた記事になります。(一応CentOSの件も少しだけ書きます。)
概要
2021年6月現在M1チップ搭載のMacに対応しているかどうかの情報をざっくり調べてみた感じだとHomebrewやDockerは既に対応したという情報は確認できたのですが(完全に対応しているかまでは調べていません。)VirtualBoxだけは対応したと言う情報がなかったので実際に調べてみました。
今回の目的は学習用にVirtualBoxをM1チップ搭載のMacbook Airで使用することです。OSはLinuxでディストリビューションは「Linux標準教科書」を参考にCentOSを使用する予定だったのですが、どうやらCentOSはバージョンのサポートの期間が一悶着あるようで色々調べました。
結局今回はCentOS7を使用することにしました。
参考させていただいたページ:https://qiita.com/yamada-hakase/items/1629d511ab4199d253b4
Linux標準教科書公式ページ:https://linuc.org/textbooks/linux/
(「Linux標準教科書」の著作権は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパンに帰属しています。)
実際行った内容
私がダウンロードしたISOイメージのダウンロードの方法を一応示しておきます。
1.CentOSの公式サイトに飛びます。
2.CentOS Linux をクリックします。
3.7(2009)というところをクリックして「x86_64」をクリックします。
4.お好きなミラーサイトを選択してください。私は「http://ftp.riken.jp/Linux/centos/7.9.2009/isos/x86_64/」(理化学研究所が提供しているミラーサイト)を選択しました。
5.「CentOS-7-x86_64-DVD-2009.iso」をクリックし、ダウンロードを行なってください。
環境
・マシン:Macbook Air(M1チップ搭載)
・仮想化ソフトウェア:VitualBox ver.6.1.22
・Linuxディストリビューション:CentOS7
結果
使用した結果としては、2021年6月14日現在では使用することはできないと思います。
インストール自体は正常にできるのですが、仮想マシンがそもそも開けないようです。
そのほかに私の設定がよくないのかはわからないのですが、VirtualBoxの「バージョン:」のところから64bitが候補にでてきません。これもVirtualBoxがうまく動作しない現象の一つなのでしょうか?どちらにせよ仮想化ソフトとしてこのマシンでは現状では使えなさそうです。
おまけ
どうにかしてMacBook Airで仮想環境を構築したいと思いほかに動作する仮想化ソフトを探してみました。
VirtualBoxの他だとVMware Fusion、Parallels Desktopあたりが候補に上がってくるとは思うのですが、今回はParallels Desktopの方を使用してみました。
おまけなので詳しいことは省略するのですが、使用してみた結果は以下の画像の通りです。
調べてみた感じだとParallels DesktopはM1チップ搭載のMacに対応しているようなのですが、この記事の上で紹介したISOイメージだとうまくいかないようです。「ARMベースのオペレーティングシステムとISOまたはVHDXイメージファイルを使用してください。」と表示されているのでそこをヒントにまた調べてみようと思います。
結局現在はメインPC(Windows10)でVirtualBoxを使用してLinuxの学習を行なっているのですが、どうにかしてMacBook Airの方でも仮想環境を作り上げたいと考えています。